1964年エド・サリヴァン・ショーに出演するために渡米中のビートルズに、
当時のリッケンバッカーの社長のフランシス・ホールがジョンの325と一緒に360-12も持っていった。
この12弦ギターはリッケンバッカー社が作った最初のエレクトリック12弦。
それまでエレクトリックの12弦は大手のメーカーではまったく作っていなかった。
エレクトリック12弦はジョージによって世界に認知されたと言っても過言ではない。
この12弦を使っているジョージをみて、バーズのロジャー・マッギンは
すぐに同じギターを手に入れたとTVのインタビューで答えていた。
アメリカのウエスト・コースト・ロックはビーチ・ボーイズとバーズによって作られたといわれているが、
ジョージの360-12をロジャー・マッギンが見なければウエスト・コースト・ロックも
変わっていたかもしれない。